タコス千景です。
さんざん恋愛で失敗してきたタコスが、凝りもせずに付き合う相手を選ぶ方法について語っていくという企画。
そもそもタコスさんは年下彼氏と付き合っているというが、お金が発生している時点で恋愛詐欺じゃないかという意見を多数ちょうだいしております。
自分自身もそう思っているフシもあり、1人になると半端なく落ち込んだり、お金のことで急に怒りが沸々と湧き上がってきて、本気で訴えてやろうかと思ったことも、1度や2度ではないかも。
それでも、最後にはこんなすったもんだも含めて人生なのだなと思う次第である。
今回は、誰もが知っている有名人夫婦の話から、人生のパートナーを選ぶ方法について学んでみたいと思う。
付き合う相手を選ぶ方法
元プロ野球監督の野村克也さんと猛妻として知られた、故沙知代夫人の関係から話そう。
この2人のことについて書かれた記事は、ネット上にたくさんあるので割愛させていただき、2人のエピソードの中で、大変興味深い話だけをピックアップさせてもらう。
野球より女
1977年、当時南海ホークスの監督だった野村克也氏。克也氏とW不倫関係にあった沙知代夫人は、当時まだ愛人という立場であったにもかかわらず、グラウンドや監督室に出入りし、球団内部のことまで口出ししていた。
選手たちは彼女の行為をよく思うはずもなく、次第に不満をあらわにするようになっていた。
それを問題視したチームオーナーの川勝氏は、野村監督に
「野球を取るか、女をとるか」を迫った。
「仕事は野球以外にもあるが、沙知代はこの世で1人しかいない」
と、女(沙知代夫人)を選び、チーム監督を解任されている。
そしてその後も、夫人がらみで阪神タイガースの監督の地位も追われることになったものの、内助の功で野村氏を支え続けた。
経歴は100%嘘だった
野球評論家の野村克也氏(82)が16日放送されたTBS系「爆報!THE フライデー」(金曜・後7時)で、昨年12月8日に心臓疾患の虚血性心不全で亡くなったタレントの野村沙知代さん(享年85)の“経歴詐称”について語った。
沙知代さんは1999年に行われた衆院選に立候補したが、選挙公報などに記載した「コロンビア大卒」という経歴が詐称ではないかとうわさされ、公職選挙法違反で告発された。不起訴処分となるも、激しいバッシングを受けた。
野村氏は当時のことについてインタビュアーに「なぜそんなバレる嘘をついたんですかね?」聞かれると「ええ格好したかったんじゃないの?」とさらりと答えた。
驚いたインタビュアーが「そういうことってあるんですか?」と尋ねるとノムさんは「あるある」とニヤリと笑った。
そして野村氏は、沙知代さんと出会ってから聞いた過去の経歴や家庭環境なども「履歴は100%全部嘘でした。俺に全部嘘を言っていた」と明かしていた。
なぜ嘘をつかれても添い続けたのかを聞かれると「いい方に考えりゃ、嘘をついてでも俺をゲットしたいと。そういう愛情の変換でそうなったんじゃないの。そういう風に取った」と話していた。
引用:スポーツ報知『ノムさん、沙知代さんの経歴「100%全部嘘でした。俺に全部嘘を言っていた」』
まるでドラマのような話である。
野球界ではレジェンドの野村氏が、チーム監督の地位を捨ててまで夫人を選んだというのは、常識では考えられない。
いくら才能があったとはいえ、監督の地位を追われたらその先はないと思うのが普通であり、しかもその当時はお互いの家庭があるW不倫状態だったのである。
愛人のために、監督の地位を捨てたのである。
驚くというより、狂っているとしか言いようがない。
その後、離婚が成立し、晴れて結婚した後に判明したのは、沙知代さんの虚偽の経歴。
生い立ちから学歴まで、すべてが嘘。
この時点で、どんなにうまくいっていたとしても離婚を考えるのがまっとうなのではないか。
しかし、事実はそうならなかった。
人生の最後の瞬間まで添い遂げることになったのである。
付き合う相手を決める条件
最終的に何をやっても許せる相手。
相手の失態に怒ることがあっても、時がたてば最終的には仕方ないなと笑える人がいたら、その人こそ付き合うべき相手なのだと思う。
野村夫妻に話を戻して語っていきたい。
第二次世界大戦後の混乱の中、お互い貧しい家庭で育ち、己の才覚でのし上がってきたという点において、二人は似ている。
沙知代さんの生い立ちの話を読むと、貧しい生活から抜け出すために、利用できるものはすべて利用してきた、雑草のような強さを持った女性という印象がある。
「清く貧しく美しく」がスローガンだった当時の日本で、己の欲望に忠実に生きてきた彼女は、次々とコネクションの輪を広げ、ついには野村氏までたどり着くのである。
パワフルで、強欲で、敵も味方も多かった。
ある意味、奇跡のストーリーであり、わらしべ長者の物語を見ているようだ。
特質すべき点は、彼女のコミュニケーション能力の高さだ。
昔の女優さんの写真などと比べても、彼女が飛びぬけて美人には思えない。
それなのに、著名人にモテまくっている。
男性の心をつかんで離さない愛情表現の豊かさ、コミュケーション能力の高さは認めざるえない。
愛情を持って叱り、激励してくれる彼女は、なくてはならない存在になり、多少のトラブルに巻き込まれても仕方ないで済むようになった。
沙知代夫人の口ぐせは、
「大丈夫!何とかなるわよ」
「男は死ぬまで働け」
「休みは男の敵」
などがある。
一見厳しいことを言っているようだが、愛情がこもった言葉だということがわかる。
可愛げがある人だったのだろう。
まとめ
何か不都合なこと、不利益なことが起こっても、仕方ないなと笑って済ませられる相手は、かなり相性がいいと思う。
長い人生の間にはいろいろなことが起こるものだ。
タコスの知人女性で、親が急病で病院に運ばれたときに駆けつけてくれた男性と結婚したという人がいる。
楽しい時は人が集まってくるけれど、苦境に陥ったときに助けてくれる相手こそ真のパートナーであり、真の友人と言える。
相手の欠点ばかりが目が行くとか、生理的にダメとか、小さなことでダメになることもある。
相手の長所を愛するというより、明らかにダメな部分をみても許せる相手の方が絶対に長続きすると思うよ。
相手のネガティブな部分を知っても、嫌にならなければその愛は本物かもね。
コメントを残す